Top Page プレリュード 譜面入れの実用比較 プレリュード 譜面入れの実用比較 近頃はソフトウェアで制作したり、ネットからダウンロードしたりした楽譜をプリントアウトして使う、ということが増えていますよね。 音楽雑貨店プレリュードでは、そんなハードコピー楽譜を簡単に綴じられるファイルを多数取り揃えておりますが、『どれを選べばいいのかわからない!』というお声も頂戴しております。 そこで、店長が実際に使ってみた経験を踏まえて、それぞれのファイルの特徴について主観的に評価してみます。どれも楽譜専用に作られているだけあって、一般的なクリアファイルより使い勝手に優れています。ご参考になれば幸いです。 (1)楽譜への書き込み 真面目に練習している方は、楽譜へ書き込みをしたくなることが多いですよね。とくに合奏中に指示された事項を素早く書き込めることが大事ですが、一般的なクリアファイルだとシートから楽譜を取り出して書くことになるので、ロスタイムが大きく、しかも譜面台を倒して大慌て!なんてことも起こったりします。その点、楽譜ファイルKAKIKOシリーズと、バンドファイルシリーズは、楽譜を綴じても印刷面が露出しているので、そのままスピーディーに書き込みできます。 (2)譜めくり操作性 スピーディーかつ確実な譜めくりは、安心して合奏参加するための前提条件です。 譜めくりのために専用設計された二重リングと角型のフィルム孔をもつリング式バンドファイルなら、安定&確実な譜めくりを実現します。またA4ルーズリーフと共通の30孔機構をもつバインダー式バンドファイルも譜めくりが容易です。 楽譜ファイルKAKIKOブック型と譜面用クリアファイルについては、複数枚のシートをセンターで綴じている、俗にいうヤングジャンプ綴じなので、譜めくりの安定性は(バンドファイルに比べると)やや低めです。 (3)表紙の開きやすさ(譜面台での安定性) 譜面台の上で安定してファイルが開いていられるか、自然に閉じてきてしまうか、という問題については、リング式だからこそのリング式バンドファイルがダントツで安定しています。 そのほかのモデルは、表紙と背表紙は同一の樹脂シートに折加工を施しただけなので、お好みの柔らかさになるまで馴染ませる必要があります。 (4)照明を反射しない練習場の灯りはもちろん、本番会場の舞台照明がフィルムに反射して楽譜が見え難い、ということはよく起こりがちです。でも楽譜ファイルKAKIKOシリーズと、バンドファイルシリーズなら、楽譜を綴じても印刷面が露出しているので、フィルムによる光の反射がありません。 また譜面用クリアファイルも、フィルム表面に梨地加工を施して反射しにくいよう工夫を凝らしています。 (5)見開きA3対応 譜面用クリアファイルは、一般的なクリアファイルと異なり、内側のサイド(長辺側)からA4楽譜を差し入れる形なので、A3見開きの楽譜も安定して差し込み、がっちりホールドしてくれます。 楽譜ファイルKAKIKOシリーズも独自のフレット形状により、A3ファイルを横にはさむことができますが、譜めくりは慎重に行ってください。 (6)複数ページの横展開 譜めくりできない楽譜を3ページ以上横に並べて演奏したい!というご要望はピアニストやアンサンブルを好まれる奏者の方から戴いているのですが、それにお応えできるのは唯一、楽譜ファイルKAKIKOジャバラ型です。 楽譜8面×2(裏表)あるいは、楽譜12面×2(裏表)の収容力と独創的な表紙構造をもっています。ぜひお試しください。 (7)シート入替&増量(リフィル) 一度ファイルに製本した楽譜の順番を入れ替えたり、ページ数が足りなくなったりすると、大慌てしてしまいますが、それを解決してくれるのがバインダー式バンドファイルです。 ルーズリーフ仕様のファイルとリフィルの組み合わせなので、順番を入れ替えたり、シートを増やしたりが自由自在です。リフィルだけを購入して、市販のルーズリーフバインダーで綴じることも可能です。 (8)表紙のカラー展開とデザイン それぞれのファイルにカラーバリエーションがありますので、お好みの色をお選びください。カラーバリエーションが最も豊富なのは、楽譜ファイルKAKIKOブック型です。 譜面用クリアファイルには、ト音記号やピアノ鍵盤など、意匠をこらした表紙が用意されています。 ★こちらのページ内容は、全てプレリュード店長自身の使用実感に基づくもので、製造元や設計者の公式見解ではありません。 2023.07.21 00:51 プレリュード
譜面入れの実用比較 近頃はソフトウェアで制作したり、ネットからダウンロードしたりした楽譜をプリントアウトして使う、ということが増えていますよね。 音楽雑貨店プレリュードでは、そんなハードコピー楽譜を簡単に綴じられるファイルを多数取り揃えておりますが、『どれを選べばいいのかわからない!』というお声も頂戴しております。 そこで、店長が実際に使ってみた経験を踏まえて、それぞれのファイルの特徴について主観的に評価してみます。どれも楽譜専用に作られているだけあって、一般的なクリアファイルより使い勝手に優れています。ご参考になれば幸いです。 (1)楽譜への書き込み 真面目に練習している方は、楽譜へ書き込みをしたくなることが多いですよね。とくに合奏中に指示された事項を素早く書き込めることが大事ですが、一般的なクリアファイルだとシートから楽譜を取り出して書くことになるので、ロスタイムが大きく、しかも譜面台を倒して大慌て!なんてことも起こったりします。その点、楽譜ファイルKAKIKOシリーズと、バンドファイルシリーズは、楽譜を綴じても印刷面が露出しているので、そのままスピーディーに書き込みできます。 (2)譜めくり操作性 スピーディーかつ確実な譜めくりは、安心して合奏参加するための前提条件です。 譜めくりのために専用設計された二重リングと角型のフィルム孔をもつリング式バンドファイルなら、安定&確実な譜めくりを実現します。またA4ルーズリーフと共通の30孔機構をもつバインダー式バンドファイルも譜めくりが容易です。 楽譜ファイルKAKIKOブック型と譜面用クリアファイルについては、複数枚のシートをセンターで綴じている、俗にいうヤングジャンプ綴じなので、譜めくりの安定性は(バンドファイルに比べると)やや低めです。 (3)表紙の開きやすさ(譜面台での安定性) 譜面台の上で安定してファイルが開いていられるか、自然に閉じてきてしまうか、という問題については、リング式だからこそのリング式バンドファイルがダントツで安定しています。 そのほかのモデルは、表紙と背表紙は同一の樹脂シートに折加工を施しただけなので、お好みの柔らかさになるまで馴染ませる必要があります。 (4)照明を反射しない練習場の灯りはもちろん、本番会場の舞台照明がフィルムに反射して楽譜が見え難い、ということはよく起こりがちです。でも楽譜ファイルKAKIKOシリーズと、バンドファイルシリーズなら、楽譜を綴じても印刷面が露出しているので、フィルムによる光の反射がありません。 また譜面用クリアファイルも、フィルム表面に梨地加工を施して反射しにくいよう工夫を凝らしています。 (5)見開きA3対応 譜面用クリアファイルは、一般的なクリアファイルと異なり、内側のサイド(長辺側)からA4楽譜を差し入れる形なので、A3見開きの楽譜も安定して差し込み、がっちりホールドしてくれます。 楽譜ファイルKAKIKOシリーズも独自のフレット形状により、A3ファイルを横にはさむことができますが、譜めくりは慎重に行ってください。 (6)複数ページの横展開 譜めくりできない楽譜を3ページ以上横に並べて演奏したい!というご要望はピアニストやアンサンブルを好まれる奏者の方から戴いているのですが、それにお応えできるのは唯一、楽譜ファイルKAKIKOジャバラ型です。 楽譜8面×2(裏表)あるいは、楽譜12面×2(裏表)の収容力と独創的な表紙構造をもっています。ぜひお試しください。 (7)シート入替&増量(リフィル) 一度ファイルに製本した楽譜の順番を入れ替えたり、ページ数が足りなくなったりすると、大慌てしてしまいますが、それを解決してくれるのがバインダー式バンドファイルです。 ルーズリーフ仕様のファイルとリフィルの組み合わせなので、順番を入れ替えたり、シートを増やしたりが自由自在です。リフィルだけを購入して、市販のルーズリーフバインダーで綴じることも可能です。 (8)表紙のカラー展開とデザイン それぞれのファイルにカラーバリエーションがありますので、お好みの色をお選びください。カラーバリエーションが最も豊富なのは、楽譜ファイルKAKIKOブック型です。 譜面用クリアファイルには、ト音記号やピアノ鍵盤など、意匠をこらした表紙が用意されています。 ★こちらのページ内容は、全てプレリュード店長自身の使用実感に基づくもので、製造元や設計者の公式見解ではありません。 2023.07.21 00:51 プレリュード